油の選び方|健康にも美味しさにもこだわる!初心者でもわかる種類や使い分け、おすすめの選び方

油は調味料とはいえないが、料理では調味料と同じくらいよく使います。

昨今の健康ブームでは、あの油が良いとかあの油が危険だというような情報がありますよね。

身体に良い油ってどんな油?

①身体には「油」が必要不可欠

三大栄養素のひとつである「脂質」

カロリーが高い、太る、コレステロールが上がる、メタボ、マイナスイメージ。

脂質を摂りすぎると肥満を招き、肥満から生活習慣病につながる。

しかし、身体のエネルギー源、細胞やホルモンの材料となる重要な栄養素。

脂質=太るというわけではない

脂質をとると太るという概念は間違っている部分もある。

脂質は1gあたり9kcal タンパク質や糖質は1gあたり4kcal。

しかし脂質は糖質に比べると、体内で有効に活用される栄養素。

糖質は身体や脳のエネルギー源だけど、

摂りすぎて余った分は中性脂肪になり身体に蓄積。

しかも、余った糖質は身体の中でタンパク質と結びついてタンパク質が変性し、

 AGEs(糖化最終生成物)という老化物質を生成する「糖化」を引き起こす。

一方、脂質は糖質と違い、

 エネルギー源になるだけでなく細胞の材料やホルモンの材料として利用される。

人間の身体は約60兆個の細胞で出来ており、

 脂質はその細胞の外壁ともいえる重要な役割をする細胞膜を作る材料となるのです。

また、女性ホルモンや成長ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの材料、

 タンパク質の吸収を高める、

 脂溶性ビタミンの吸収を高める、

 糖質の吸収を緩やかにするなどの働きをします。

人間の脳の60%は脂質だともいわれています。

脂質は体内に摂りこまれるとエネルギー源になる中性脂肪になり、

 それが脂肪酸に分解され、その後さらに遊離脂肪酸となり血中に放たれます。

 血液中の遊離脂肪酸は体中をまわってエネルギーを必要とする組織に取り込まれ、

 余った分は再び中性脂肪になり脂肪細胞に蓄えられます。

 そして蓄えられた中性脂肪はまた遊離脂肪酸となり、エネルギーが不足している組織に

このように、脂質は体内でどんどん燃焼し、有効活用されるのです。

ここまで来ると、脂質よりむしろ糖質のほうが太りやすく、摂りすぎると身体に害

 体内で有効活用される脂質のほうが太りにくいということが理解できるかと。

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〈コレステロール値は多少高くても良い〉

・更年期をすぎた女性は特に、コレステロール値が高くなる。

・健康診断や病院で指摘されることが多いかと思い。

 血液検査でコレステロール値が高いという結果が出て、医者から注意をうける。

 卵など避けるのは意味なし。

 コレステロールは体内で作られ、調整されている。

・コレステロールは女性ホルモンの材料です。

男性も同じですが、特に女性は総コレステロールが少し高めのほうがいい。

・最近の研究では、コレステロール値に「基準値」を設けることがそもそも問題だと。

・しかも日本のコレステロールの基準値は世界的に見てもかなり低く設定されています。

・たしかにコレステロール値があまりにも高すぎるのは良くないですが、

そもそも基準値が低いので、

血液検査でコレステロール値が少し高めだったとしても何の問題もないというか、

脂質が身体に与える良い影響を考えると、むしろ少し高めのほうが健康的といえる。

・コレステロールに悪玉も善玉もない。

LDLコレステロールが悪なのではなく、HDLコレステロールとはその働きが違うだけ。

・体内にコレステロールを分配する働きを担うLDLコレステロールが増えすぎると、コレステロールが過剰分配されてしまうから、その結果生じる不具合が懸念されている。

・HDLコレステロールは、LDLコレステロールとは逆で、血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割りをするので、善玉といわれる。

・コレステロールが増えすぎると、血管を硬化させて動脈硬化の原因になるのは確か。

・しかし、逆にコレステロールが足りないと女性ホルモンが乱れ、

 PMSや不妊になったり、自律神経のバランスが乱れたり

・女性は特にコレステロールが不足しないように気を付けるべきなのです。

・更年期以降の女性のコレステロール値が高くなるのも、自然な現象といえます。

②油の種類と分類

・脂質が身体にとって重要な役割を果たし、生きていくために必要不可欠な栄養素だということは、だいたい理解できたかと思います。

・その脂質を体外から摂りいれるとめに油脂をとるのですが、

・油脂にはさまざまな種類があり、油脂の主な成分は脂肪酸。

・脂肪酸は、炭素と水素と酸素の3種類の原子で構成され、その構造によって分類。

・炭素C 水素H 酸素O

・脂肪酸は「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の大きく2つに分けられます。

・この2つの大きな違いは融点です。

 飽和脂肪酸は融点が高いので常温で固体

 不飽和脂肪酸は融点が低いので、常温では液体です。

〈飽和脂肪酸〉

・肉や乳製品に多く含まれる油で、バターやラード、ココナッツオイルも。

・水素と炭素が隙間なくつながっている分子構造なので、結合が強く、常温でも固体。

〈不飽和脂肪酸〉

・サラダ油やオリーブオイルなどの植物性の油全般です。

・炭素と水素のつながりがところどころ途切れ、原子同士の結合が弱い、常温では液体。

〈一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸〉

・不飽和脂肪酸はさらに、「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」に分かれます。

・一価不飽和脂肪酸は、オリーブオイル、菜種油、アボカド、ピーナツ

 オメガ9系脂肪酸といわれます。 

 オレイン酸

・多価不飽和脂肪酸はまたさらにいつくかの種類に分類

 オメガ6系オメガ3系が重要な脂肪酸です。

・オメガ6系は、サラダ油、ごま油、とうもろこし油、大豆油、ベニバナ油、ひまわり油

 リノール酸

・オメガ3系は、えごま油、亜麻仁油、しそ油、くるみ、魚油に多く含まれています。

 α‐リノレン酸

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〈長鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸〉

・脂肪酸は、原子をつなげる鎖の長さによっても区別されます。

・炭素が7以下 短鎖脂肪酸、8~10 中鎖脂肪酸、12以上 長鎖脂肪酸

・オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、炭素数が18個なので長鎖脂肪酸です。

・中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて素早くエネルギーに変換されるので、脂肪になりにくく太りにくいという理由から「健康に良い」と言われています。

  →MCTオイル

〈トランス脂肪酸〉

摂ってはいけない油の代表格です。

・常温では液体の菜種油などの植物油に、水素を添加して固体の油脂を製造する

・不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸に比べて酸化しやすい

 これに水素を添加することで酸化しにくく常温でも固体の飽和脂肪酸に似た油ができる

・このような、不自然な油を作るわけは、安価で大量生産できる油脂の食品を生産のため

・水素添加によって製造される マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどのお菓子、揚げ物などには大量のトランス脂肪酸が含まれています。

・人工的に作られた不自然な油脂に含まれるトランス脂肪酸は、摂取すると身体にさまざまな弊害がおきることがわかっています。

・動脈硬化や虚血性心疾患のリスクが高まる、肥満、アレルギー性疾患、妊産婦・胎児への影響など、あらゆる害をもたらす、危険な油脂なのです。

・このような弊害が明らかになっているため、諸外国ではトランス脂肪酸を規制する動きが強まり、全面的に使用を禁止する方向の国さえあります。

しかし、日本はトランス脂肪酸に対する規制が遅れており、ほとんど野放し状態なのが現状です。

・トランス脂肪酸は、市販されている加工食品の多くに含まれています。

 ケーキ、お菓子、揚げ物類だけでなく、インスタントラーメンやパン、カレールー、マヨネーズ、クッキーやビスケット、ポテトチップス、冷凍食品など、挙げればキリがありません。

商品の裏に記載された原材料を確認しましょう。

・「ショートニング」と書かれているものはもちろん、「植物性油脂」と書かれているものもトランス脂肪酸のかたまりです。

上記のような、トランス脂肪酸が含まれる食品は毒です。

・トランス脂肪酸が含まれる食品を買って食べることは、自分でお金を払って病気になっているようなものです。

トランス脂肪酸は極力避けたい、いや、絶対に避けるべき油脂なのです。

③油の選び方

・脂質が身体に与える良い影響や、脂質が身体にとって必要不可欠な栄養素であることは説明しました。

・脂質は体内でさまざまな用途で活用されますが、あくまでも「良い脂質」を摂った場合

「悪い脂質」を摂れば、悪い細胞ができ、悪いホルモンになり、

 結果的に悪い身体=不健康な身体になってしまいます。

ですから、脂質を摂って身体に良い効果をもたらすには「良い脂質」を選んで摂取することが大前提になるわけです。

まずは、決して選んではいけない油からお話します。

〈サラダ油は危険〉

・植物性油脂を摂るにあたって重要なのは、オメガ6とオメガ3のバランスです。

・現代人は、大半がオメガ6を摂りすぎている傾向にあります。

オメガ6は炎症を促進する作用、オメガ3は炎症を抑制する作用

・炎症も必要だが、オメガ6が多すぎると炎症が起こりやすい細胞膜ができてしまう

・そこにオメガ3が適度に含まれると炎症を適切な程度に抑制できる細胞膜になる

・身体に必要な作用をもつオメガ6ですが、摂りすぎると当然バランスをくずしてしまいます。現代人がオメガ6を摂りすぎている理由として、サラダ油があります。

・サラダ油といえば、ごく一般的に家庭での料理に使われるポピュラーな油ですよね。しかし、そのサラダ油が身体に害をもたらす危険な油であることは、あまり知られていないようです。

・サラダ油とは、菜種、ひまわり、綿実、ベニバナなどの油を原料に製造された、精度の高い油です。複数の油をブレンドしてあるものもあります。

・サラダ油の原料になる油のほとんどに、オメガ6のリノール酸が多く含まれています。

・対してオメガ3であるα-リノレン酸は少量しか含まれていません。

・したがって、サラダ油を使った料理ばかりを食べていれば、必然的にオメガ6の摂りすぎになるのです。

・それ以外にも、遺伝子組み換えの原料、製造の過程で大量生産の製造方法によって生じる害などがあります。

・基本的に、ものすごく安価で売られている油は健康によくありません。サラダ油がその最もたるものです。

・サラダ油の中でも、「健康エコナ」、「ヘルシーリセッタ」と、「コレステロールオフ」、「キャノーラ油」とか書いてある、いかにも身体に良さそうだと思わせるような商品が売っていますが、それこそ危険な油です。

原材料を見ると、

  食用精製加工油脂、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)

といった記載があります。もう訳が分からないですね。

・原料の油が何かもわからないし、添加物も入っています。脂肪がつきにくい「中鎖脂肪酸」が含まれていることを根拠に「ヘルシーなんたら」と謳っていますが、それ以外のところが危険すぎます。

・安価で使いやすいサラダ油ですが、こういった油を使うことによって身体に及ぼす悪影響を考えると、サラダ油は選んではいけない危険な油だといえるでしょう。

〈積極的に摂りたいのはオメガ3

・現代人はオメガ6を過剰に摂りすぎている傾向があります。

・オメガ6ももちろん身体にとって必要な油なのですが、何も考えなくても自然に摂りすぎてしまう油なので、控えめにするように気を付けたほうがいいのです。

・その代わり、足りていないのはオメガ3です。

・オメガ3とオメガ6の理想的な割合は1対3くらいだといわれています。

・このバランスを保つためには、摂りすぎであるオメガ6を控えめにし、足りていないオメガ3を積極的に摂る必要があるのです。

・オメガ3のα-リノレン酸を多く含む油は、えごま油、亜麻仁油、クルミ油、しそ油

 EPAやDHAなどのオメガ3は魚の油に多く含まれています。

・数年前までは、ほとんど馴染みのない油でしたが、健康志向が高まる昨今、α-リノレン酸という単語もよく聞くようになりましたし、実際どこのスーパーでも「えごま油」や「亜麻仁油」が売られるようになりました

オメガ3を摂る際に注意が必要なのは、「加熱しない」ということです。

・加熱するとすぐに酸化してしまう油なので、基本的に「生」で摂取す

 えごま油や亜麻仁油は、ドレッシングや、そのままスプーンで飲んだりして摂る

・また、オメガ6も加熱によって酸化してしまう油です。

ですから、「サラダ油」は、加熱することによって生じる毒も含んでいる

〈加熱調理に向いているのはオメガ9

・植物油は酸化しやすいので高温加熱には向かないが、オメガ9は比較的熱に強い油。

・オメガ9のオレイン酸が多く含まれる油は、オリーブオイル、菜種油、アボカドオイルなどです。

・また、米油やごま油はオメガ6とオメガ9が同じくらいの比率で含まれています。

・ここまでで、普段の家庭での料理に使用する油は何を使ったらいいかが、大体わかってきたかと思います。

・ドレッシングなど、生で使用する油なら「えごま油」や「亜麻仁油」など、炒め物や揚げ物に使用する油なら「オリーブオイル」や「菜種油」などが適していますね。

・それでは、実際にそういった油を購入する際、どういった点に気をつけて選べばいいのでしょうか。オリーブオイルひとつとっても、種類は数えきれないほどありますよね。

次は、製造方法や原材料などを考慮した、正しい油の選び方をお話します。

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④製造方法、原材料、ホンモノの油とは

本来の伝統的な製法では、植物油はじっくり時間をかけて搾られます。

例えば菜種油であれば、

①原料の菜種を30分以上かけてゆっくり焙煎し、

②唐箕というふるいにかけて菜種以外の不純物を取り除きます。

③圧搾機にかけじっくりと油を搾りだし、

④和紙などを使い搾った油を濾過します。

おおまかに言うと、このような手順を経て食用油は作られます。

・菜種油以外も、原料によって方法は異なるが、同じような工程を経て、時間をかけて自然な方法で圧搾して絞られるものが伝統的な製法です。

これを「圧搾法」といいます。

・しかし、この方法では時間がかかるし、コストも高くなってしまいます。

・そこで、大手の製油会社では、アルカリ液やヘキサンという化学溶剤を使って油を抽出し、その後ヘキサンを取り除くために高温加熱するといった工程を含む製造方法を行う。

・この方法では油分の99%を搾ることができ、もっとも効率の良い抽出方法です。

これを「溶剤抽出法」といい、植物油を低コストで大量生産することができます。

〈溶剤抽出法の危険性〉

・いまや、大手に限らずほとんどの製油メーカーが、溶剤抽出法を使って製油をしています。

・この方法を使うことによって、メーカーは低コストで植物油の大量生産ができるというメリットがあります。

・しかし、この工程で使用する「ヘキサン」という溶剤は、とても有害な化学溶剤

・ヘキサンは、使用後に取り除く処理がされますが、100%取り除けるとはいえない

 ヘキサンを使って抽出された油を摂取すると、一緒に有害なヘキサンも身体に摂りむ

・また、高温で加熱することによる油の変質、栄養素の損失や、加熱、ろ過、脱色など数回の工程を経ることによって発生する「トランス脂肪酸」の問題もあります。

・しかも、このような方法で大量生産される油には、酸化防止剤が添加されている場合が多いのです。

・溶剤抽出法を使って製油された油、つまりスーパーにペットボトル入りで安価で売られている油のほとんどは、高温処理を繰り返される製造の工程ですでに

酸化しきっており、

化学溶剤が残留しており、

そこにさらに余分な添加物が追加された、

トランス脂肪酸と化学物質のかたまりのような油なのです。

低温圧搾法(コールドプレス)

・伝統的な圧搾法の中でも、温度管理を細かく行って低温で圧搾する方法が、

コールドプレス(低温圧搾)

・熱を加えずにゆっくりと60度以下で圧力をかけることによって搾るので、原材料の栄養成分の損失を少なくすることができます。

そのため、風味や栄養面で優れた油が出来上がります。

(短時間で一気に圧力をかけると摩擦熱で高温になる)

・熱に弱い不飽和脂肪酸の変質を防ぐことができる方法であり、良質の油を作るには最も良い方法です。

・しかし、この方法では油分の抽出に限界があり、約65-70%しか取れないと言われています。そのためコストがかかるので、値段は高くなります。

原材料にも注意が必要

・基本的に、安価で売られている油は原材料も安価なもの、

 遺伝子組み換え、農薬の大量使用の懸念がある

・ちなみに、「キャノーラ油」というのは「菜種」を品種改良(遺伝子組み換え)した「キャノーラ種」というものを使用している油で、決して健康に良い油でもなんでもありません。

原材料が明記されていない油は、どんな原料を使っているかわからなくて危険なので、できるだけ原材料の表示がしてあるものを選ぶことが重要です。

⑤選び方のポイント

・低温圧搾と書かれている
・遮光瓶に入っている
・値段(最低でも500mlで2,000円以上くらいするもの)

・分かりやすいのは、「低温圧搾」とか「一番搾り」と書かれているものです。

・また、色のついた遮光瓶に入っているものを選ぶということも重要です。

 ペットボトルNG。

・最近、偽物ばかりのオリーブオイルが話題になっていましたね。

・オリーブオイルは健康に良さそうという感覚から、使っている方も多いかと思います。

・しかし、オリーブオイルだったらなんでもいいというわけではありません。「エキストラバージンオリーブオイル」を選ぶのは大前提ですが、

・エキストラバージンと記載してあっても、

 実際は本来のエキストラバージン(新鮮な果実を低温圧搾で搾ったもの)でないもの。

・最初に搾ったバージンオイルに、残りかすの果実をさらに絞った油を混ぜてあったり、ほかの油がブレンドしてあるようなシロモノもあります。

・このような油を使っていては、いくら健康に良さそうなオリーブオイルを使っていても、安価なサラダ油と大差はないといえます。

・もうひとつの選ぶ基準としては、値段です。伝統的な製法で作られる良質な油は、手間と時間ががかかりますし、原材料もこだわっとものを使ってるため、コストがかかります。そのため、どうしても値段が高くなります。

・安い油を当たり前のように使っていると、ホンモノの油の値段に驚き、「こんな高い油は買えない!」となるかもしれません。

・しかし、身体にとって害しかない油を摂り続けて、その結果、生活習慣病などの病気になって無駄な医療費を使うことを考えれば、決して高い買い物ではないと思うのです。むしろ割安。

・健康のため、将来の自分のために今、自分に投資することは、決して無駄ではないのです。将来を見据えて、身体に良い食品にお金をかけることができる人こそ、先見の目がある勝ち組になれる人だと、私は思うのです。

⑥動物性油脂について

・食用油といば、菜種油やオリーブオイルなどの植物油を使うことが多いとは思いますが、バターやラードなどの動物性油脂の存在も忘れてはいけません。

・不飽和脂肪酸を多く含む植物性油脂は、大半が熱に弱いので加熱調理には本来は向きません。それに対し、飽和脂肪酸である動物性油脂は、比較的熱に強いのが特徴です。

・動物性油脂というとなんとなく身体に悪そうなイメージを持っている方も多いかと思います。

・とんかつ屋さんなどでは、とんかつをラードで揚げているお店が多いですが、ラードで揚げるってなんだかとっても身体に悪いような気がするし、

・バターがたっぷり使われたフランス料理なんかも、美味しいんだけど、カロリーが高くて身体には悪そうな気がしてしまいます。

・たしかに、毎日大量に摂取していれば、動脈硬化や脳梗塞、心疾患などの生活習慣病を発症するリスクが高まる可能性はあります。また、食べすぎるとカロリー摂取過多で肥満にもつながります。

しかし、動物性油脂は身体活動のエネルギー源になる重要な栄養素がたっぷりで、

身体に必要な脂質や、ビタミン、ミネラルが多く含まれています。

・動物性油脂は健康のために積極的に摂ったほうがいいものであると言えるのです。

・実際、動物性油脂の摂取が少なすぎると健康を害するというデータもある。

・具体例が脳出血で、

 脳出血は血管を丈夫に保つ動物性脂肪の飽和脂肪酸が、極端に不足することで

 発症し得る病気。

・動物性油脂をしっかり摂っている人ほど脳卒中に罹りにくいという結果も出ている

 やはり健康維持のためには適量の動物性油脂の摂取が必要だと言えます。

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⑦マクロビ・ベジタリアンなどの菜食主義は、不健康

・動物性の食品を極力食べず、野菜中心の食生活をするベジタリアン、厳格なビーガン

・一時ハリウッドセレブの間でも大流行したマクロビオティック、玄米菜食

・一見、健康的な食生活のように思われるかもしれませんが、マクロビやビーガンというものは、非常にバランスの悪い偏った食生活

・実際、マクロビを長いこと実践している人というのは、明らかに痩せすぎで、肌はカサカサ、顔色は青白く、神経質で、身体だけでなく精神まで病んでいるような人が多い。

・玄米による悪影響なのか、動物性油脂を摂取しないことによる悪影響なのか、詳細はわかりませんが、とにかく不健康そうな人ばっかりなんです!

・宗教上の理由で動物性の食品を摂取しないという人達も多いとは思いますが、

 欧米諸国ではベジタリアンの人に対して、不足する栄養素をサプリメントで摂取するように勧めている。

・やはり、野菜中心の食生活では身体に必要な栄養素が不足してしまうんですね。

・脂質やタンパク質は、身体にとって必要な重要な栄養素です。

・玄米菜食を続けることによって、必要な栄養素が不足し、健康に気をつかっているつもりが逆に不健康になってしまっているのでしょう。

・タンパク質は大豆などから代わりに摂取できるとか、玄米の栄養素がパーフェクトだからとマクロビ信者の方は言いますが、

動物性の食品にしか含まれない栄養素の不足分は補うことができない、

そもそも玄米は人間の身体ではほとんど消化できないので、

玄米を食べたとしても栄養吸収できない

やはり、動物性油脂を摂取することは非常に重要であると思います。

マクロビを長くやっている人、ベジタリアンの人、どちらも、特に幼少期からその食生活が身についている人は決まって歯並びがとても悪いというのが、私の経験上感じたことです。

要するに、栄養が足りていないために、歯並びが悪くなってしまったのではないでしょうか・・・。

⑧動物性油脂の選び方

動物性油脂といえば、お肉ですね。

牛肉、鶏肉、豚肉といった日本で一般的に食べられている肉ですが、お肉についても、安易に安価な外国産のものなどを手に取ることは、危険なのです。

エサの問題、飼育状態の問題、ホルモン剤や抗生物質の問題など

遺伝子組み換えのエサを与えられた動物や、狭い畜舎でろくに運動もさせてもらえず育った動物、抗生物質などを投与された動物、などの不自然な環境で育った動物の肉は、摂取することで身体に害を及ぼしてしまいます。

値段は高いですが、選びたいのは

・グラスフェッドのもの
・開放畜舎や平飼いのもの
・自然飼料のもの(遺伝子組み換えでない)
・ホルモン剤、抗生物質が使われていないもの


ニワトリが産む卵や牛乳からできるバターも同じ。

平飼い卵というのはよく耳にする単語かもしれません。

卵も、ニワトリの飼育状況などを考慮して選ぶほうがいいですし、バターも、グラスフェッドバターを選ぶのがベターです。

また、気を付けたいのは加工肉です。

酸化防止剤、リン酸塩、発色剤、亜硝酸塩、アミノ酸等・・・。スーパーに売られているハムやソーセージなどは、ほとんどが添加物のかたまり。あれは肉ではなくジャンクフードです。

添加物を使わず、自然な原料だけで作られている加工肉も売られています

⑨動物性油脂の摂り方

なるべく生か生に近い状態で食べると効率よく栄養素を摂取できます。

魚をお刺身で食べるとか、ステーキはレアで食べる

調理する際はなるべく低温調理をするというのも手。

高温で揚げたり、焦げるほど焼いたりするとAGE(終末糖化産物)が発生し、それを摂取することで糖化・老化にもつながってしまうからです。

ちなみに、生で食べると栄養素や酵素を効率良く摂取できるローフードに関しては懐疑的

美味しくないんですよ。

本来なら食事をすると身体が温まるはずなのに

生野菜に含まれる酵素なんて微量だって言いますしね。

ローフードは、もともと体温が高めで脂肪や筋肉が多めの人には向いているかも

私のように瘦せ型で冷え性の人にはあまり向いてないような気がします。

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⑩まとめ

そんなこんなで、自分に合った良質な脂質を積極的に摂りいれて、健康になって幸せな人生を送りましょう!

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