この日は、お仕事で味噌蔵の取材に行くお友達に便乗して、岐阜県美濃加茂市にある「浅野や」さんに行ってきました!
私は味噌と生醤油を買いに行っただけなんですが、思いがけず蔵を見学させてもらえたり、社長のレアでマニアックな醸造話を聞かせていただく事ができたのです♪
スポンサーリンク
天然醸造 手造り味噌「浅野や」
昔ながらの天然醸造を守って無添加のお味噌を作られている、地域に根差した老舗の味噌蔵です。
味噌の製造はもとより、拘りの麹を使った甘酒や塩こうじ、おかず味噌、生揚げ醤油の製造・販売も行っておられます。
インターネットでの販売もされていますが、ほとんどが店頭での販売だそうです。
静かな田舎にある小規模の蔵ですが、わざわざここに買いに来るお客さんがたくさんいるんですね!
入り口を入るとすぐに味噌を販売されているお店があり、その奥に製造所があります。
いろんな種類のお味噌がありますね!
画面の左下にある、ペットボトルに詰められたものが 3年熟成の生揚げ醤油 です。
生揚げ(きあげ)醤油とは、もろみを搾ったあとに火入れも濾過もしていない醤油のことです。
普通、流通している醤油はたいてい火入れをしてあります。火入れをしないと微生物が生きたままなので発酵が進み、瓶のフタが飛んでしまったり容器が膨らんでしまったり酵母菌が増殖してしまったりします。それを防ぐために火入れをするんですね。
なので、生揚げ醤油 というものは普通は手に入らないものなんです。醤油を作っている蔵に直接行って買わないと手に入らないんですね。要するに、かなりレアもの!
私は生揚げ醤油を食べたことが無かったので、こちらで購入できると聞いてとっても楽しみにしていたのです♪
火入れした醤油と、どんな味の違いがあるか。食べるのが楽しみ~( *´艸`)
ちなみに、スーパーで売っているキッ〇ーマンとかの「生しょうゆ」は、生揚げ醤油 とは別物です。読み方も「なま醤油」と読み、「きあげしょうゆ」とか「きじょうゆ」とは読みません。
「生(なま)しょうゆ」は、火入れはしていないんだけど、微生物を濾過することによって発酵が進むのを止めています。火入れをしていないから「生」で新鮮ということですね。
しかし、この濾過の工程によって、微生物だけでなく醤油の旨味成分なども濾過されてしまうとか・・・。あんまり美味しい醤油じゃなさそうな気がしますよねー。
ま、はじめからそうゆう醤油は買いませんけどね。
生だからって、もとの醤油は原料も安価な遺伝子組み換えとかだろうし、製造方法も速醸法で作った美味しくない醤油なんでしょうから。
そろそろ、「ホンモノの調味料について」シリーズ書かねば(;´∀`) 次は醤油に決定♪
塩と油の記事はこちら↓
浅野やさんの話に戻って、
お値段は、天然醸造で無添加でしっかり造られているのにこの価格!
とってもお値打ちです。
「良いものを安く提供したい」という社長の思いからくる、良心的な価格設定。有難い限りですね。
麹も販売されていますが、生麹なので「要予約」です!
味噌を注文すると、その場で樽から袋詰めしてくれます。
そして蔵見学!「キャー、すごいー、萌えるー♡」
たくさん並んだ壺に、いろんな種類のお味噌が熟成されています。
壺で仕込むのが、社長のこだわりだとか。
お漬物なんかも、壺で仕込むと格段に美味しくなるそうですよ!
お味噌の良い香りが漂っています♡
「早く食べたいよー」
こちらは醤油↓最近仕込んだもの。
浅野やさんの醤油は、3年熟成させます。
2年経ったもので、こんな感じ↑
醤油の櫂入れは大変な作業だと思いますが、社長はどうも楽しいみたいです♪
寝ずの番で麹を作るのも大変だけど、良い麹ができると本当に嬉しくて仕方ないからと言って、楽しそうにお話されていました。
良い麹ができた時の話を満面の笑みでされる社長から、味噌を作るのが本当に好きなんだなーというのが伝わってきました。
やはり、作り手の方の思いに触れるというのは大事なことですね!
なんだか、とっても温かい気持ちになれました。
これからも、こだわりの天然醸造での味噌作りをずっと続けてもらいたいなーと思います。
こういった昔ながらの製法で頑張っている蔵が存続していけるように、消費者の私たちが応援していかなくてはね( `ー´)ノ
豆味噌と生醤油を購入しました。
食べるの楽しみ~(*´▽`*)
ただ買うだけじゃなく、実際に製造元の蔵に足を運んで生産者の方のお話を聞くことは、食育にもつながります。
お近くに行かれた際は、一度見学に行ってみてはいかがでしょうか♪
スポンサーリンク
スポンサーリンク