マニアックなカビ話に萌え萌え♪「発酵サミット2017 in 犬山」行ってきました!

発酵の日といわれる8月5日、「発酵サミット」というなんとも素敵な、発酵マニアにはたまらないマニアックなイベントが愛知県の犬山市で開催されました!

東海地方の発酵に携わる生産者さん達と、発酵デザイナーの 小倉ヒラク さんが繰り広げるディープな発酵トークが楽しくて楽しくて、大興奮なイベントだったのです(*´▽`*)

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小倉ヒラクとさしすせそ

サミットは第一部と第二部に分かれており、午前中の第一部は小倉ヒラクさんと発酵調味料の生産者さん達のパネルディスカッションです。

ファシリテーターの小倉ヒラクさん。発酵マニアの間ではとても有名な方ですね。

発酵デザイナーという面白い肩書きを持っていて、最近では「発酵文化人類学」という超マニアックな発酵本を出版され、今ノリにノッテいる話題の人なんです♪

実は私もこのサミットに行ったときは途中までしか読んでいなかったんですが、めちゃくちゃ面白い本で、半分くらい読んだ時点ですでにヒラクさんのファンになりました!

なんていうか、独特の語り口がとても魅力的で想像力もかなりイケていて、まず小倉ヒラクさんという人に非常に興味が湧いてきます。そして内容もとてもディープでマニアック!だけどとても読みやすく、発酵初心者でも文化人類学に興味が無くても、その読みやすさでどんどん読み進めることができると思います。


発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

激しくおススメする一冊です!( `ー´)ノ

まずはサミット実行委員長の エビちゃん こと海老澤さん。愛知県で無農薬の米から作る麹を造られている方で、手作り味噌や甘酒のワークショップを各地で行うなど発酵にまつわるさまざまな活動をされています。

私も何度かワークショップでお世話になりました。とっても素朴で癒し系の人です♪

そして、東海地方の醸造蔵の方々。

左から、
「沢田酒造(株)」の澤田さん、
「(株)角谷文治郎商店」の三角さん、
「菱六もやし」の助野さん、
「天然醸造手作り味噌 浅野や」の浅野さん、
「東海醸造(株)」の本地さん。

澤田酒造は酒蔵、角谷文治郎商店はみりん蔵、菱六もやしは種麹屋、東海醸造は豆味噌蔵です。

この方々とヒラクさんが繰り広げるアツい発酵トーク!生産者の方の熱い思いが伝わってきて、会場の熱気もぐんぐん上がり、さらにマニアックな発酵話に会場にいる発酵オタクの皆さんもさぞかし萌え萌えだったことでしょう♪

発酵オタクか、もしくは発酵にだいぶ興味ある人じゃないと、話の内容がディープすぎてついていけないというコアなパネルディスカッションです!


「和食の旨味って?」という質問に対し、
麹はペプチターゼとプロテアーゼを両方持っているから、タンパク質を分解するときに大きく切ったり小さく切ったりできる。色んな大きさのハサミを持っているから旨味の幅がどうのこうの・・・なんていう内容の話がメインです(;´∀`)


最近は世の中どんな食べ物でも甘いものが多くなっているんだそうです。これは若い世代の人の味覚が変わってきたということ。甘い=美味いという感覚が普通なんですね。だから、甘くないと美味しくない。そういった消費者のニーズに合わせて企業も甘いものばかり作るんですよね。


みりんといえば和食には欠かせない調味料ですが、もともとは飲み物だったんです。みりんを飲んだことあるという人は少ないかもしれませんが、ホンモノのみりんは甘くて美味しいお酒なんですよ♪「みりんを飲んだことある人ー?」という声掛けに対し、さすが発酵オタクの集まり、かなりの人が手を挙げていました!

・・・。
なんだかパネルディスカッションの話がうまくまとめられない💦

だって、ディスカッション自体が複雑すぎたんですもん!

なんていうか、ヒラクさんの質問に対して生産者さん達の答えがズレにズレていて、話しているうちに結局なんの話か分かんなくなるんです!

ヒラクさんの質問が高度すぎるのもあるし、生産者さん達はアツい思いが強すぎて自分の言いたいことをとにかく語る!みたいな感じで、内容はディープなんだけど流れ的には支離滅裂なんです( ´∀` )笑

しかし、この人はホントに天才ですね。質問に対する的確な答えをもらえなくても、ちゃんと流れを戻したりそっちに乗せたりできる、秀逸なトークの才能を持っておられるようです。本もそうだけど、なんていうか思ったことを言語化するのが猛烈に得意な感じですね。しかも、考える時間なくてもすぐにそれができるってすごい!

やっぱすごいわー、この人。そのうちめっちゃ有名人になりそうな予感(*´▽`*)

そんなこんなで、ディスカッションの内容を書くのはもうやーめた。

とにかく、萌え萌えぷくぷくのハードコアでエキサイティングな時間を過ごさせていただきました( *´艸`)

そうそう、札幌で同時に開催されている発酵サミットと中継がつながって、なかじさんの姿も見ることができましたよ♪

親子で発酵!日本の食卓から世界へ

午後からの第二部は、ヒラクさんと発酵に携わるさまざまな職業の方との対談と、親子で参加できる発酵体験が行われました。

午後からは息子とオットも合流したため、対談の内容はほとんど聞けませんでしたが、ここでも面白いお話が繰り広げられていたようです。鰹節の話聞きたかったなー。

体験コーナーでは、
・鰹節削り体験
・手造り味噌体験
・味噌丸造り体験
・発酵ドレッシング造り体験
・超熟製パンの試食体験

があり、私は鰹節削りに挑戦しました。

㈲タイコウの かつお節目利きプロである稲葉さん、光ってます!

かつお節を削るのって、結構力いるんですね。なかなか上手に削れない💦

だけど、削りたてのかつお節ってホントに良い香り♪かつお節削り器が欲しくなってきたなー。


滝沢製作所 最高級 替刃式鰹節削り器 匠(替刃付)

こうゆうね、本格的なやつ♪

こんなにたくさん削れました!

削りたてのかつお節を出汁がよく出るので、少量でも十分だそうです。

削ったかつお節を息子くんに渡したら、「なんか美味しそうやないか!食べさせろー!」との雄叫びが。

仕方なく・・・。結局、出汁をとる前に全部食べられてしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)

息子が参加したのは、みそ丸造り。かわいいみそ丸できました♪

会場には子連れの方がたくさんいて、パネルディスカッションの間も子供たちが会場を駆けまわったりキャーキャー騒いだりしていて、すごく自由でゆるい感じのイベントでした。体験コーナーはすべて親子で楽しめる内容になっており、子供も夏休みの良い思い出になったんじゃないかと思います。

親子で楽しめるというところも、魅力的なイベントですよね♪

お醤油を搾るところが見学できるブースもありました!

そしてお次は、「手前みそのうた」をみんなでいっぱい歌って踊るコーナー♪

手前みそのうたは、小倉ヒラクさんもプロデュースとイラストなどで参加されている歌で、歌って踊りながら楽しく手前味噌造りができる、素敵な歌です!

この歌はライセンスフリーで、全国どこでも誰でも、お味噌作りのワークショップを開くときや、お味噌関連の各種イベントなどで自由に使うことができるんです。「てまえみそのうたプロジェクト」、素敵です(*´▽`*)

そして最後は、大抽選会!!

イベントのマルシェに出店されている方々からの、すごく良い景品が盛りだくさんでした。

なんと、私も当選しちゃいました♪
当たったのは菱六もやしさんの「米麹パウダー」です。乾燥麹をパウダー状にしたものだそうで、普通の麹と同じように使えるとのこと。これで甘酒を造れば、つぶつぶが気にならない甘酒ができますね!

マルシェに出店されていた「青ノ木農緑」さん。ここの納豆美味しかった♥

あと、「スベリヒユ」という野草も美味でした。ここらへんではあまり売ってない珍しいお野菜ですね!

青ノ木農緑さんはご夫婦で仲良く農業をされていて、お二人ともおだやかな雰囲気でとても素敵なんです( *´艸`)

かつお節のタイコウさん。本枯れ節のかつお節を購入できます!

知らない人が多いかもしれませんが、かつお節って発酵食品なんですよ♪

この日の戦利品。東海醸造さんの豆味噌と溜まり醤油もゲットできて大満足です!

そして味噌玉も♪

そしてそして、ヒラクさんと写真撮ってもらえました♪

いやー、私ってあんまりミーハーじゃないんですけど、やっぱ尊敬してる人とか素敵な人とは一緒に写真撮ってもらったりサインもらったりしたくなっちゃいますよね!

小倉ヒラクさん、本当に天才だと思うんです。「発酵文化人類学」はほんとーに面白い!なんでも、第二弾の出版も決まっているんだとか。楽しみですね~♪

おススメです↓↓↓


発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

来年も開催予定という「発酵サミット」。すごーく楽しくって、発酵マニアもそうでない人も、親子連れでもカップルでも、みんなが楽しめる素敵なイベントでした(*´▽`*)

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