「ほうろく菜種油」のほうろく屋さんへ、工場見学に行ってきました!

以前からとても気になっていた菜種油、「ほうろく菜種油」のイベントが、愛知県小牧市にあるフランス料理レストランの「シェシュシュ」さんで開催されたので行ってまいりました♪

さらに、そこでのお話に感銘を受けたため、ほうろく菜種油をつくっている「ほうろく屋」さんの工場見学にも行ってきちゃいました!

まずは、シェシュシュさんでのイベントの様子から。

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ほうろく菜種油の魅力 美の食祭 シェシュシュさんにて

イベントの内容は、

まず初めに (株)ほうろく屋 (株)イヤシロチGREENS の 代表取締役社長である、杉崎学 さんのお話しから始まり、

シェシュシュのオーナーシェフである、清水勝久さんによる「ほうろく菜種油」使用のマヨネーズ作り実演があり、

その後は「ほうろく菜種油」と、岐阜県美濃市 ササベジ(株)、愛知県東浦町 (株)イヤシロチGREENSのお野菜をメインに使用した、豪華なランチを楽しみ、

最後に、ササベジ(株) の 代表取締役社長である 笹本和樹 さんのお話しを聞くというものでした。
 

とっても充実した内容で、お二人のお話もとっても興味深いしランチもめちゃくちゃ美味しいしかったです♪

ほうろく屋の杉崎さんて、すごい人!

なんかね、「ほうろく菜種油」の私のイメージとしては、すごい昔からある老舗で社長もご年配の年季が入った職人さんって感じの人が出てくるんだろうな~と思ってたんです。

けど、「社長の杉崎です」って出てきた人が想像と全然違って、若いし服装も派手で、なんだか元ヤンキー丸出しのイカツイ風貌なんですよ!
え?この人が? 
菜種油?

てね、最初はビビりましたけど、この方、見た目とは全然違って(←失礼)すごく世のため人のために尽力してる人なんですよ。
しかも、見た目と違って(←だから失礼!)すごく優しい話し方をされるし。

やっている活動がすごすぎるんですよねー。

昭和24年に創業された初代の技術と道具を忠実に受け継ぎ、良質な菜種油を搾り続けているという、本業の「ほうろく屋」以外にも、
生命力あふれる作物づくりを目的とした 農業生産法人(株)イヤシロチGREENS の経営、
循環型コミュニティ「いやしろち」の設立計画など、
すごく素敵な活動をたくさんされているんです。

活動内容の詳細は、実際に杉崎さんのお話を聞かれるのが一番だと思います。
熱い思いとともに語っていただけます!
春の菜種収穫時期を以外はいろいろなところでイベントを開催されているようなので、興味のある方は是非参加してみてください。

循環型コミュニティに関しては、山を切り開くところから自分でやられているそうです(驚)
なんだかとにかく、すごい人ですよ!

シェシュシュさんのお料理、激ウマ♪

また写真撮り忘れた&2か月くらい前の出来事なのでメニューもはっきり覚えてないんですが・・・、とにかく美味しかった!

ほうろく菜種油で作った「あげだま」という名の天かすみたいなやつがすごく美味でした。天かすなのにめちゃくちゃカリッカリで、全然油っぽくなくて、おいしくてボリボリ食べまくったけど全く胃もたれしなかったよ!

あとは、サケの白子のアヒージョだったかな。サケの白子ってあんまり食べる機会ないというか初めて食べたかも。
フグじゃなくてサケの白子ですよ♪
サケの白子には核酸がいっぱい入ってるっていう話を初めて聞いたばかりの時だったので、そのタイムリーさにも驚いた!
やっぱ私、核酸に縁があるんだわー

そして、手作りマヨネーズの作り方実演!
マヨネーズって、市販のものはどう考えても身体に良くないですよね。
だからなるべく使わないようにしたり、なるべく無添加で原料にこだわったものを購入したり・・・。

だけど、こんなに簡単に作れるなら自分で作ればいいね♪
てことがわかりました。
簡単に作れて、しかも普通のマヨネーズよりあっさりで美味しい!

シェフの清水さんですが、見た目はこれまたイカツくて強面で無口な料理人という感じなんですが、その外見とは違ってすごく優しい感じの方です。
シェシュシュさんでは、通常のレストラン営業以外に、おもしろい趣向のお料理教室も開催されています。
健康志向な感じで、子供も一緒にできるお料理教室を主体にされているようで、私も一度いってみたいなーと思っています。

お料理教室の情報は、ホームページFacebookで見られますよ♪

無農薬野菜のササベジアースター農園 笹本さんのお話

岐阜県美濃市で無農薬の野菜とお米を栽培されている、ササベジアースター農園の笹本和樹さんから、お野菜に対するアツい思いを語っていただきました。

笹本さんは、脱サラして農業をはじめたそうですが、見た目はまだすごく若そうな、優しい感じの好青年です。
やわらかい感じの方ですが、さすが農業をされているだけあって身体はムキムキ!
マッチョ好きの私としては、もうお話されてる間ずっと肩のあたりと胸あたりの筋肉美にばかり目がいってしまいましたよ。
目の保養ですわ~、まったく♥

筋肉はさておき、農業について本当に思い入れがあるということが、話されている姿勢から伝わってきました。
毎日食べるお野菜、何気なくスーパーで買ってくるお野菜ですが、どうやって作られているのかとか生産者の方の思いとか、たまには考えて食べることも大事だなって思いました。

便利な世の中、スーパーに行けば一年中いろんな野菜を買うことができますが、地元で採れた旬の野菜を意識して購入するっていうことが大切だと、改めて感じました。

生産者の声を聞くことって、ほんと大事ですよね。お野菜に限らずどんなものでも。
食べ物をいただけることの有難さ、生命のありがたさ、それを届けてくれる方々への感謝を忘れてはいけませんよね。

ササベジさんは、愛知・岐阜の配達可能な地域に、格安な配達料で無農薬お野菜の配達をしてくれるそうですよ♪

本当に為になるお話が聞けて、素敵なイベントでした。

純粋菜種焙煎工房「ほうろく屋」の工場へ!

道中もわくわくどきどき♪

「ほうろく屋」の工場は、愛知県の西尾市にあります。
公共交通機関では行きずらい場所にありますが、私は車の運転より電車に乗るほうが好きなので、わざわざ電車とローカルバスを乗り継いで行きます♪

岐阜からは、JRで名古屋まで行き名鉄に乗り換え。名古屋駅から西尾駅まで50分ほどで着きます。
そこから、名鉄東部交通のバスに乗り最寄りのバス停(三和小学校前)で下車すると、ほうろく屋のお手伝いをされている方(従業員ではない)が車でお迎えにきてくれました。

この名鉄東部交通バスというローカルバスなんですが、かーなり田舎のゆる~いバスのようです。平日のお昼間ということもあって、乗客はご老人のみ。車内もなんだかゆる~い雰囲気で、このまま老人ホームに連れていかれそうな、そんなバス。

そんな中、初めての土地にわくわくしながらバスに揺られていたんですが、なんとまあ!乗客だけでなく運転手さんまで相当ゆるいんですよ!
車内アナウンスが超テキトーだし、降車ボタン押した人がいるのに停まるの忘れて通過しようとしたりするんです。

これはなんあだか怪しいなーと思って少し警戒していたんですが、案の定、やってくれました。
偶然にも私が降りる停留所の一つ手前の停留所を過ぎたあとに、次の停留所を案内する車内アナウンスの切り替えを忘れたんでしょうね。

案内が無いまま、
「三和小学校前~通過しま~す」
って、おい!

びっくりして、慌てて
「降ります! てゆうか次って言ってよー!」
と叫びましたわ。

あー、間に合ってよかった(゚д゚)!

みなさん、西尾でバスに乗るときはくれぐれも気を付けましょう!

社長・杉崎さんの思い

「ほうろく屋」の杉崎さんは、先代が高齢のため廃業しようとしていた菜種油の工場を継がれたのですが、先代と言っても親御さんとかではなく、全く血のつながりはない方の後を継がれたそうです。

はじめに菜種油を搾る工場に丁稚奉公に出たのには理由があって、それは、現代社会の大きな問題となっている「いじめ」などが原因で、いわゆる「ひきこもり」になってしまっている若者をなどを救済する目的で始められたそうです。

そういった若者たちに、働く場所と、人とのコミュニケーションをとる場所を提供して、社会復帰を促してあげるという取り組みをするために、菜種油を搾り始めたんですね。

そいういった取り組みが、循環型コミュニティー施設「いやしろち」だったり、垰山村こども農園クラブという活動だったりするわけです。

垰山村こども農園クラブは、「ほうろく屋」さんの工場のすぐ裏の山にあります。
見学の後、山にも入らせてもらいましたが、かなり「村」が出来上がっていましたよ!
初めは杉崎さんが、たった一人で開拓していったそうです。それが、道や畑や休憩所などなどできていて、手作り感満載だけど、本当に手作りでここまでできるんだなーと感心しました。

道はアスファルトで整備されてる部分があって、そこは西尾市がお手伝いしてくれているとか。
市政も応援するプロジェクトなんですね!
西尾市って潤ってるんだね~

とにかく、循環型コミュニティー「いやしろち」を完成させるのが、杉崎さんの夢だそうです。
ほんと、素敵な活動ですよね!
杉崎さんの描くコミュニティーが機能して、世の中から精神的に病んでしまう若者が一人でもいなくなることを、私も願っています。

菜種油の搾油工程を説明していただきました。

まず、適度な天日干しと、ボイラーなどを使わず乾燥させ、昔ながらの「とうみ」による風力選別を行います。ここで選別された菜種油として商品にしない菜種も、チェーンソーにさす油にしたり、永平寺の燈明として奉納したりして、無駄なく使っているそうです。

これが「とうみ」↓

次は焙煎です。先代から受け継いだ「ほうろく釜」で薪を使って丁寧にゆっくりと焙煎していくのですが、その温度管理は熟練の職人が感で行う作業。まさに職人技が光る工程です。

この焙煎の工程で油の良し悪しがほぼ決まるそうです。
温度が高すぎると焦げてしまうので、適度な温度管理を感でしなければいけないそうで、まさに種が生きているか死んでしまうかの瀬戸際を職人技でコントロールする、非常に難しい作業だそうです。

この後、圧搾をします。
ほうろく菜種油は薬品を一切使わない、圧搾法で搾油されます。

スーパーなどに安価で大量に出回っている菜種油は、ノルマルヘキサンなどの薬品を使用した薬品抽出法で作られているものが大半です。薬品抽出法では大量に油を生産することができますが、その安全性は疑問です。

↑これは、昭和26年頃の圧搾機。今も熟練の職人さんに修理してもらいながら大切に使い続けているそうです。

圧搾したあとは、湯洗いなどの処理をせず、自然に沈殿して濾過させます。
ほうろく菜種油は三種類あって、「伝承油」は火入れをするんですが、「荒搾り」「生搾り」は火入れをしません。
「生搾り」に関しては、焙煎の段階から60℃以下の低温焙煎を行っています。

薪焙煎 純国産菜種100%「ほうろく菜種油《伝承油》」460g

ほうろく 菜種油 荒搾り 460g【なたね油 ナタネ あす楽】

薪焙煎 純国産菜種100%「ほうろく菜種油《生搾り》」138g

こういった、昔ながらの丁寧な作業工程を忠実に引き継いで守ってこられているんですね。
この工程を守ることで、酸化に強い油ができるのだそうです。

「ほうろく菜種油」は、捨てない油、使い切る油!

こういった昔ながらの工程を忠実に引き継ぐことで、酸化に強い油が出来上がり、酸化に強い油は何度も使える無駄のない油なんです。

安価な油を大量に使って揚げ物をして、使ったあとの汚れた油を捨ててしまうよりも、こういった良質な油を大切に無駄なく使うということが、現代の食生活において重要になってくるんだと杉崎さんは言います。

杉崎さんが「ほうろく屋」を継ぐと決めたときは、周りの人は皆反対したそうですが、杉崎さんは「10年後、時代は変わる!」と信じて今までやってこられたそうです。

・・・時代は変わりましたよね!

健康志向が高まる中、昔ながらの製法で作られた食べものが注目を集めているのは言うまでもありません。
ほうろく菜種油を商品化するまでには、それこそ血のにじむような努力を要したのだそうです。

国産の菜種にこだわっているので、まずは菜種を栽培してくれる農家さんを探すところから始まっているんですからね~。

ほんと、すごいことです。
並大抵の人間じゃできないことですよ。
まさに偉業を成し遂げられていますよね!

ちなみに、日本は菜種の自給率が0.04%と、かなり低いです。
そんな中、国産の菜種にこだわって商品化するのがどれだけ大変か・・・。

市販の安価な油は、外国産のキャノーラ種という菜種を使っていますが、外国産のキャノーラ種は遺伝子組み換えの危険性がありますし、農薬の問題もあります。

ほうろく菜種油に使用する菜種は、多少の除草剤は入ってしまうそうですが、栽培期間中は農薬不使用です。

菜種油に入っている「毒」と言われる、エルシン酸についても、種の中に入らない品種を選ぶなどして配慮もされているそう。

ほうろく菜種油は、原料から工程まで一切妥協しない、愛情込めて搾った油なんです♥

そして、激うまアヒージョ♪

ほうろく菜種油を使ったアヒージョをふるまっていただけましたー♪

油以外は何の味付けもしていないのに、めちゃくちゃ美味しいイワシのアヒージョです!
めっちゃ油に漬かってるのに、全然くどくなくて、いっぱい食べても胃もたれしませんよー

いわし以外に、ブロッコリーとしめじ、しらすをアヒージョにしたものをバゲットにのせてもらえました。
工場見学でこんな美味しいもの食べられるなんて、嬉しいかぎりです。

はじめて「ほうろく菜種油」を食べました。
感想は・・・
超さらっとしてる!

生のまま少し飲ませてもらったものを、ハンドクリーム代わりに手にや唇に塗ったんですが、これがほんとにサラッとしてるんですよ!
市販のハンドクリームって、たいがい油分が入ってますよね?
で、つけると結構ベタベタしちゃうから、私はあまり好きじゃなくて塗らないんですが、この菜種油は食用の油なのに手に付けても全然ベタベタしないんです!

不思議ですよねー。
油って奥が深い!

家族の為、美容と健康のため、良質な油をえらびましょう!

菜種油のほかにも、ごま油やオリーブオイル、えごま油や亜麻仁油など、家庭で使う油は色々ありますが、どの油でもホンモノを選ぶって事が大切。


有機JAS認証エキストラバージンオリーブオイル ゾットペラ 500ml ※2015年度産(イタリア・シチリア産/トンダイブレア種100%/オーガニック)

エキストラバージンオリーブオイルと書かれていたって、ペットボトルの容器に入っているような物はヨーロッパから運んでくる最中にすでに酸化してるでしょうね。
高いけど、瓶に入ったしっかりしたものを選ぶべるといいですね!

↓↓↓オーサワの商品は、やはりどれをとっても鉄板ですね!


オーサワ 国産 えごま油 生 140g[オーサワジャパン エゴマ えごま油 しそ油]【送料無料】


有機 亜麻仁油(フラックスオイル)250ml×2本セット★ニュージーランド産 ★ニューサイエンス【送料無料】

↑↑↑ニュージーランドはオーガニック大国なんですよ~♪

↓↓↓ごま油も、低温圧搾されているもので瓶詰めされているものを選ぶといいと思います。
九鬼さんは有名ですよね!安定の品質です!


九鬼 純正 胡麻油(ごま油) 低温焙煎 600g【楽天24】【あす楽対応】[九鬼 ごま油]【イチオシ】

間違っても、ポリ容器に入っている2リットル数百円とかのサラダ油は選ばないでー!
安いからといって安易にそういった商品を選ぶより、エステに行くお金を1回分だけでも回して良質な油を選ぶほうが、はるかに美容と健康に役に立ちますよ♪

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