可児の大豊軒さんにて開催された、医師・田中佳先生による予防医学のお話を聞いてきました。

岐阜県可児市にある、オーガニックチャイニーズレストラン「大豊軒」さん。

こだわりの食材を使った優しい中華料理が食べられるという可児では有名なレストランで、以前から行ってみたいと思っていたところです。

その大豊軒さんにて、予防医学のセミナーが行われました。予防医学にはとても興味があったし、大豊軒さんのランチ付きというのも後押しして、片道1時間かかる可児までドライブがてら行ってきました。とっても充実した内容だったセミナーの内容を、簡単にレポします!

医師・田中佳 先生

田中佳(たなかよしみ)先生とは、現代医学および補完代替医療を踏まえたメディカルアドバイザーという肩書のドクターで、医師でありながら一般的な医療ではなく、ホメオパシー・直傳靈氣・整膚などを行っている方のようです。

そして、予防医学などの講演を各地で行っておられ、最近では海外での講演もされているそうです。

見た目は普通の日本人のオジサンですが、とても面白い話し方をされる方で、予防医学といっても小難しい話ではなく、全く知識のない人にもとても解りやすく聴きやすい講義をしていただける方でした。

かなりの大振りなジェスチャーと激しいリアクションを交えながら話されるので、きっと海外でも受け入れられやすいんだろうな~と思いました。

もともとは一般的な医療に従事されていたのですが、医療は病気に対する対処しかできないという事に疑問を持ち、現在の予防医学の道に進まれたのだとか。

病院に行っても病気は治らない

先生いわく、「医療とは、病気に対して対処するだけ。医学で病気を治すのは不可能であるから、病院に行ってもほとんどの病気は治らない。」との事。

ほんと、そうですよね。

病院に行っても、思考が停止してロボット化したような医者がお決まりのセリフでお決まりの処方をするだけ。とにかく病院に行けば一安心、という考えでは自分の病気はいつまでたっても治らないんです。まずは、医者が言っている事だからと言ってまるまる鵜呑みにはせず、自分で勉強したり情報を集めたりして、病気について知ることが必要なんですよね。

先生は、「常識とは多勢に無勢である」と言います。常識=真実とは限らないということですね。操作された情報に流されず、決してゆるがない本質にたどり着くことが大事なんです。

病院に行っても治らない。じゃあどうすればいいのか?

とにかくまずは、病気になる前からはもちろんの事、病気になってしまってからでも、自然治癒力を高める身体作りをすることが大切なのです。

腸を制する者は健康を制する

治癒力を高める身体づくりで一番重要なのは、腸です。

どんなに健康に気を遣った良い食事をしていても、腸が上手く機能していないと栄養が吸収されないので全く意味が無いですよね。健康になるためには、整腸=腸の菌を整えることが必要なんです。

整腸といえば、乳酸菌とかビール酵母のサプリメントがよく使われますが、乳酸菌や酵母は人によって合う合わないがあるそうです。

サプリよりも食べ物からそれらを摂取するほうが良いと思いますが、とにかく腸内細菌を善玉化することで、免疫力を高めて安定させることができ、自然治癒力を上げることができるのです。

悪玉菌には善玉菌をもって制すのが一番であり、そもそも病原菌というのはとても弱い生き物なので、善玉菌が豊富な環境であれば繁殖できないんです。例えばO-157。発生するのは必ずレストランとか食堂とかですよね。家庭では発生しない。消毒なんてほとんどしていない家庭の台所からは発生しないのに、普段から徹底して消毒しているレストランで発生するということは、要するに除菌しすぎてしまっているという事なんです。

人間の身体でも、腸の中に善玉菌がたくさんいれば病原菌が入ってきても、それ以上繁殖せずに済むんですね。

腸内細菌を育むには、繊維質とオリゴ糖を摂るのが有効。腸内細菌を善玉化するには、発酵食品を摂ることが有効です。腸内環境が整っているかどうかは、便を見ればわかります。実は、軟便は順調に整腸されている証拠なんだそうです。発酵した便は、形がほとんど無くて水に浮くのです。バナナのような便が良いと言われますが、究極的には赤ちゃんのような軟便が出るのが一番いいそうです。そんな便が出せるの人は現代人ではなかなかいなさそうですけどね。

腹ペコになるまで食べない

たいしてお腹が空いていないのにも拘わらず食べ物を食べると、準備ができていない身体には負担がかかります。「お腹すいたー」と感じてから食べるのが一番いいんですね。お腹が空いていないのに食べるなどの、身体に負担をかける行為も避けたほうが健康のためです。

また、怒りなどの負の感情により腸内細菌が傷つくこともあるそうです。常に穏やかに過ごすという事も、自然治癒力を高めるために大切なことなんですね。笑うと免疫力が向上するということは科学的にも証明されているそうで、もし笑えなくても無理やりにでも口角を上げるだけでも免疫力は上がるそうです!

ストレスを溜めない、笑顔を大切に、良く笑い、穏やかに生活するって大切ですね。

自然治癒力=代謝力

いかに代謝がうまくできるか、ということが重要です。人間の細胞は常に代謝して生まれ変わっているので、その代謝が上手く行われるか行われないかで健康状態は大きく変わってきます。

皮膚はおよそ1ヶ月ですべて代謝されますし、胃腸などの消化器官は数日で代謝されます。だから、代謝が順調に行われていれば胃炎などは早ければ1日で治ってしまいます。

ただし、脳・心臓・腎臓に関しては、一度壊すとほぼ修復できない臓器だそうなので、この3つだけは病気にならないように気を付けたいところです。

代謝の要は、ビタミン・ミネラルなどの補酵素にあります。なので、とにかくビタミンとミネラルはしっかり摂取しなければいけないんですね。ビタミンは野菜や果物から摂取できますし、ミネラルは海藻や小魚、天然塩からも摂ることができます。

心不全や腎不全でどうしても減塩が必要な方でない限り、減塩はするべきではなく、ミネラル分を豊富に含んだ天然塩を積極的に摂るべきなんです。

そして、砂糖はやはり摂るべきではありません。精製糖を摂ると、ビタミンやミネラルを大量に消耗してしまうからです。不足しがちなビタミン・ミネラルをしっかり摂って、砂糖の摂取を控えるということが大事ですね!

甘いものをやめられない。という人は多いかもしれません。それは、砂糖が麻薬だからです。脳は健康に無頓着な臓器なので、人間は欲求のままに不健康な食事を止めることができません。しっかりとした意思を持って、自分の健康は自分で守らなければいけませんよね。

ボランティアは自己犠牲では無い

ボランティアというと、日本人は特に「自分を犠牲にして他人のために尽くす」みたいなイメージを持っている人が多いようですが、本来はそうでは無いんです。

人のために何かをして、それをすることによって自分も幸せになる。

そういう事ですよね。人のために何かするには、そもそもまず自分が満タンに幸せでないとできないんです。自分が満たされていないと、人のためになにかするなんて無理ですよね。自分の幸せのためにも、自分の健康のためにも、他人の幸せのためにも、まずは自分の幸せを満タンにすることが大切なんです。

自分が幸せになる=免疫力が上がる=自然治癒力が高まる=他人のために何かできる

ということですね!

EM菌について

EM菌って、知ってますか?

土壌や河川の浄化や、クリーニングなど、幅広い用途で使用されている有用微生物の事なんですが、田中先生はEM菌をとても推しているようです。

私もEM菌については最近知ったんですが、なかなか良いもののようです。石鹸や歯磨き粉、洗濯洗剤など、EM菌が入った日用品も売られていますね。

しかし、EM菌をネットで検索すると、「トンデモ科学」とかなんとかでバッシングされているサイトが沢山でてきます。

なぜバッシングされているか?

それは、EM菌がさまざまな事に有用であるということが証明されると、困る企業がたくさんあるから。洗剤とか除菌剤とかその他いろいろ・・・、売れなくなったら困りますからね。

バッシングされる物、バッシングされる事柄、バッシングされる人、そこには必ず真実が隠れているんです。その真実が明るみになると困る人達が必至になってバッシングしてるんですよね。

私の真実も、バッシングによって揉み消されたな~。

・・・なんてね。

大豊軒さんのお弁当とオーガニックマーケット

中華ですね~。素材にとことんこだわったオーガニックな中華は、とっても優しいお味でした♪

そして小さなマーケットも開催されていました。

新鮮な無農薬のお野菜や、めずらしいお野菜も売ってましたよ。

田中先生の著書は、出版社の倒産により廃盤になってしまったそうですが、中古なら手に入りそうです!


続・健康自立力 ‐後悔しない治療の受け方‐


【中古】 続・健康自立力 後悔しない治療の受け方 /田中佳【著】 【中古】afb

先生の講演はとても勉強になり、予防医学について改めて考えさせられる良い機会になりました
(*´▽`*)

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