子宝先生として全国的に有名な、野崎先生の養生講座を聞いてきました。
陰陽五行説とか東洋医学とかに対して、全く興味が無かった私ですが、「この先生の話はものすごくためになる!」という口コミを聞いてなんとなく興味がわき、予定も空いていたので参加してみました。
開催場所の幼稚園にも以前からとても興味があったので、ちょうどよい機会でした(*´▽`*)
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子宝先生とは
岐阜県芥見にある漢方薬局の「野崎薬局」の先生である、野崎利晃 さんが子宝先生です。不妊症で悩む方へのアドバイス等に力を入れていて、岐阜県内だけでなく全国各地で講演などを行っておられます。
その優しそうな人柄の見た目からも、子宝先生という名前がしっくりきています。
私は地元なので、野崎先生のことは以前から知っていましたが、全国的に有名な方だとは知りませんでした。「子宝先生」でググったら一番上にでてきたのがちょっとビックリ。子宝先生というネーミングってどこにでもありそうな感じかと思っていたら、ピンポイントに野崎先生のことを指す呼び名だったのですね?!
陰陽五行説
そもそも、陰陽五行とかってスピリチュアル系なのかと思っていました(;´∀`)
科学的に証明されていないことって、あんまり興味ないんですよね。
だけど、先生の講座を聞いてちょっと興味が湧いてきました!
「陰陽五行説は、そもそも学問ではなく概念」だという先生の最初の言葉で、偏見が取れたのかもしれません。占いも信じないタイプですが、たまにはこういう話を聞く余裕を持ちたいというか、自分に対して少し縛りを緩めたい。という気持ちになったんです。先生の最初の一言で。
それはなんというか、先生の見た目なのか、声なのか、話し方なのか、眼力なのか・・・。よく分かりませんが、不思議と人をゆったりとした気分にさせてくれる方でした。
対処療法でなく予防を
養生講座の基本は、症状が出てから慌てて対処療法をするのではなく、今の季節の前の季節の段階から、今の季節に備えて準備をしておくことが大切だということでした。
冬に風邪ばかりひいて辛かったら、秋の過ごし方が悪かったということ。秋に体調を崩したら、前の季節の夏の過ごし方が悪かったということ。
来年から風邪をひかないために今からできることは、土に触れること。なるべく良い土がある田んぼや畑で裸足になって子供と一緒に遊ぶと良いそうです。やっぱ、土に触れるって大切ですよね。土セラピーとかもありますもんね。
一番やってはいけないのが、熱を薬で治すこと。
子供というのは必ず風邪をひくものですが、風邪をひくなどして熱が出て、その熱を自分の身体がもっている自然治癒力で治すことによって、治ったあとに免疫力が上がるんです。なので、熱が出た時に無理に薬で熱を下げてしまうと、熱は下がるけど免疫力は上がらないまま。
そうすると、また同じように熱が出た時、前回と同じように身体はしんどいのです。自分の力で熱を下げていれば、次回からは少し軽くなる。毎年のように風邪をひいて熱を出していたとしても、免疫力が徐々に高まっていれば体感としてはだんだん軽くなっていくそうです。
そもそも、風邪なんてほっとけば治るもの。
熱が出たから、咳が出るから、鼻水が止まらないから、といって、あれやこれやと飲ませたり食べさせたりするのが良くないのです。
身体が弱っているときは、体内の代謝酵素をフル活動して代謝をよくすることが大切なのに、食べ物を食べて無駄に消化酵素を使ってしまうことで、代謝酵素の働きが悪くなって余計に回復が遅れてしまうんです。
風邪をひいたときは、とにかく寝ているのが一番!
さらにいけないのは、何か症状が出た時に焦ってインターネットで検索し、出てきた対処法を何も疑わずに試してしまうこと。
症状に対する対処法というのは、人によって違うんです。万人に効く方法はなかなか無い。だから、たとえ多くの方が「これを食べたら治った!」と言っていたとしても、その口コミを信じて自分も同じものを食べて治るとは限らないんですね。
今は、スマホで簡単にググっていろいろな情報を入手することができますが、そこで知識を得たとしても実際は身になっていない人がほとんどなんだそうです。たしかに、私も事あるごとに色々調べまくっては実践していたりしますが、半分以上は効き目なし・・・。
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夫婦対鏡
陰陽五行説は、陰と陽がつねに一対で存在するという概念ですが、夫婦関係も陰と陽の一対。
妻は、夫の悪いところばかり目についても、夫に文句ばかり言ったところでなんの解決にもならないのですね。夫婦関係、家族関係を円滑にすすめたければ、夫が快適に暮らせるような環境を整えてあげることが大切なんだそうです。
相手に変化を求めたり、相手に期待しすぎても無駄なんです。
相手に認知されたい(褒められたい)ためにやる行為は、自分のためであって家族の為ではないのです。なので、たとえば家事や育児をやったとしても、それを仕事としてやっているのではだめなんですよ。というところは世の男性陣にしっかり聞いてもらいたいところ。
まあ、やっぱりね。
最近つくづく思いますが、やはり男(夫)は皆、想像以上に子供なので、おだてて持ち上げてするのが一番ですね。私はもう産後間もないという訳ではないけど、まだ子供が小さくて「私の体内には未だにオキシトシンが分泌されているに違いない!」と自覚している状態なので、今でもちょっとしたことで夫への憎悪感は生まれてしまいます。
だけど、なんとか夫婦円満を実現できるような努力を心がけてます。(なるべく)。
あー、早くホルモンバランス整わないかしら(´;ω;`)
先生が言われた「亭主関白」のくだりは、かなり活力になりました!笑
それは、「かかあ殿下」・「亭主関白」という言葉の深いイミ。
この言葉は、かかあ(妻)は殿下だけど、亭主はしょせん関白どまり。という嫌味が込められた言葉なんですね。実は。
夫にはそんなそぶり見せないけど、心の中でそう思ってれば、何かと楽に生きられそうです
( ´艸`)。
合うものは人によって違う
何を食べればいいか。
どんな遊びをすればいいか。
それは、人それぞれ違います。だから、巷で良いと言われている健康法や食べ物が自分に合うとは限らない。親は、自分の子供にはどんなものが合うのかを判断して、与えていく必要があるのです。なので、世に溢れる情報だけに惑わされずにしっかりとした軸をもつことが大切ですよね。
合うもの、合わないものは人それぞれ違うので、同じ家に住む家族でも別に同じものを食べる必要は無いんです。妻と夫が全く同じものを食べる必要はないし、親と子が同じものを食べる必要も無いです。そもそも、大人と子供は味覚が違うと言いますし、子供は大人の何倍も味に敏感です。だから、子供が好き嫌いをして食べないものがあっても、無理に食べさせる必要は無いんですで。子供だって、何かしら理由があって「食べたくない」と思うわけです。味が不味いのかもしれないし、食感が気持ち悪いのかもしれない。
栄養が偏らないように配慮するのは大切ですが、嫌がるものを無理に食べさせても何も良いことは無いということです。
ちなみに私は、いろいろと自分に合った食事を模索し続けてきた中で、現在はなんとなく自分に合った食事法を見つけて安定しています。その食事の内容は、一般的な現代人の食生活と比べると少し異質かもしれませんが、自分の身体には合っていると思って続けています。だけど、それを同じように子供や夫に強要するようなことはしません。やっぱり、合う合わないは人ぞれぞれだし、ましてや成長期の子供と中年にさしかかる年齢の女性では、何もかも全く違うわけですから。
だけど、ひとつだけ若干不安に思っていたことがありました。それは、朝食と昼食はほぼ毎日同じものを食べているということ。
ちゃんとがっつり栄養を摂取できるメニューだし、夕食はバラエティー豊富なメニューにしているので問題ないとは思いますが、なんとなく、「毎日同じものを食べるという行為が何かしら身体や心に悪影響を及ぼすようなことがもしかしたらあるかもしれない」という不安が僅かながらあったんです。
でもその不安は、先生に解消していただきました。先生いわく、それで自分が体調が良いならなんの問題もない。それに、そのことを他人に理解してもらう必要のもない。との事。
そうでうよね!
このほかにも、本当に目から鱗なお話や、ためになるお話が盛りだくさんでした。かなり充実した内容で、すごく勉強になりましたよ!
陰陽五行や食養生の勉強もしてみようかしら、なんて思ったりして。
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幼稚園のランチ
こちらの幼稚園では、食にとてもこだわりを持っていて、園児に出す給食にもかなりのこだわりがあるという噂を聞いていたので、この日の講演後に出していただけるランチを秘かにとても楽しみにしていました♪
出していただいたランチがこちら↓
幼稚園児用なのに、ちゃんとした作家さんの陶器が使われているところがすごいです!
内容は、完全にベジですね。
動物性の物は一切入っていないようです。食材はすべて無農薬栽培もしくは減農薬のもの。砂糖は一切使わない。調理法は、野菜の栄養を引き出す「重ね煮」を採用。調味料には塩麹などを使用。ごはんには雑穀が混ぜ込んであります。
いやー、マクロビですね!(笑)
素晴らしいですが、正直、私の口には合いませんでした。
肉が欲しい!
脂が欲しい!
なんか物足りない!
味付けも、微妙かな・・・。
お野菜の栄養はたっぷり摂れると思いますが、味噌汁に具を入れすぎて味が・・・。
重ね煮も、ぐちゃぐちゃになりすぎて見た目が・・・。
という、なんとも微妙な感じ。
しかも、米と根菜がほとんどのメニューだったので、血糖値が急激に上がってしまったようです。案の定、夕方くらいに久々に低血糖症状が出てしまいました。
私のような、隠れ低血糖を持っている人や糖尿病の人にはちょっとイケてない食事でしたね。
でも、これが幼稚園児くらいの子供には丁度いいのかもしれません。これくらい糖質ばかり摂ってもすぐに消費するんでしょうし。
ただ、やはり多少でも動物性のタンパク質は入れてほしいところです。
食への考え方も、本当に人それぞれだし、合う合わないも人それぞれなんだなという事を、改めて実感した講演会でした。
(*´▽`*)
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