菌ちゃん先生！吉田俊道さんの講演はやっぱり素晴らしかった。

私は今回で2度目の参加になる、吉田俊道さんの講演会。前回は1人で聞きましたが、今回は子供向けの体験型のお話もあるということでしたので、3歳の息子と夫も一緒に参加してきました！

前回の内容と重複する部分もたくさんありますが、吉田さんのお話を聞くことで色々な事を再認識できる良い機会になったので、簡単にレポをまとめようと思います。

腸内細菌の重要性

最近では、腸内細菌を総入れ替えして難病を治すなんていう治療も出てきているほど、腸内細菌が身体に及ぼす影響は多大なんです。

夫婦がだんだん似てくるのはなぜか？

毎日同じものを食べているから。ではなくて、キスをするからなんですって！

キスをすることによって菌が移るんです。妻の持ってる常在菌が夫に移る、夫の持っている常在菌が妻に移る、それを繰り返すことで体内に保有している菌の構成が似てくるということでしょうか。しかも、菌が似ているとそれだけで相手のことが好きになるんだそうです。だから、喧嘩してムカついていても、どうしても許せない部分があるとしても、菌が似ているから根本的に相手のことが好きで、なんだかわからないけど仲良くやっていけるんだそう。

なるほどー。

これって、めちゃくちゃ大事なことですよね！　といっても、最近めっきりキスなんてしなくなりましたけどね。ま、キスはしなくても菌は移るみたいなので、この話を聞いたからと言って無理にはしませんけど、キスをするって色々な良い効果があるそうです。要するにスキンシップが動物の身体や精神にとってとても大切な役割を持っているということで、濃厚なスキンシップといえばキスやセックス。キスやセックスを日頃からしていることで夫婦関係が良好に保たれるのはもちろんですし、お互いが精神的に満たされてストレスが減る、そしてそれが子供の精神状態にも影響する。

うーん、改めてスキンシップの重要性について考えさせられました。

子供とは、これでもかってくらいスキンシップをとっていて、キスも毎日してるけそ、夫とはスキンシップ自体なかなかとれてない・・・。やはり、無理やりにでも触ったりしといたほうがいいかしら笑
( ´∀｀ )

腸内細菌が良い状態の子供に育てるには、離乳期にたくさん菌を与えることが大切なんだそうです。本来、出産の時に母親の菌が子供に移行するんですが、帝王切開で出産するとその菌がつかないため、わざわざ母親の膣液を生まれたての赤ん坊になすりつけつという事もするくらい、菌をつけることは大事なんです。

離乳食は、授乳に次いで子供の腸内環境に多大な影響を及ぼします。だから、市販の離乳食はできるだけ避けてもらいたい。この時期にちゃんとした食事を摂ることで、良い菌が定着するからです。

大人になってからでも腸内環境は改善することができますが、子供のころから腸内環境が良い状態であれば、その後の成長過程で免疫力のつきかたも違ってくると思います。だから、離乳食に良いものを摂っていたかそうでなかったかによって、幼児期や児童期の身体や心の状態に大きな違いが出てきますよね。

離乳食の重要性、改めて感じました。

現代人の深刻なミネラル不足

市販の加工食品には、栄養はほとんど含まれていません。

なぜかというと、そもそも低ミネラルの野菜を使っている（土が弱ってることや、旬の野菜を食べていないことなど）、栄養がある皮を剥いてしまっている、大量に切ってから水洗いしているため栄養素が流出している、などの理由がまず挙げられます。

それに加え、食品添加物の多用（リン酸塩、PH調整剤、アミノ酸等など）によって、体内でのミネラルの吸収を阻害しているということが挙げられます。

だから、いくら野菜をたくさん食べても、いくらバランスの良い定食を食べていても、いくら和食を食べていても、それが市販のものであったり外食であったりすれば、栄養はほとんど無い食事をしていることになり、カロリーだけを摂取しているような状態なのです。そしてその結果、深刻なミネラル不足を引き起こしてしまうんですね。

旬ではない野菜は、旬の時期に穫れる野菜に比べると栄養価がとても低いのです。だから、なるべく旬の野菜を食べることが重要。1日30品目なんて食べなくていいんです。毎日同じような野菜が食卓に並ぶのが本来の自然な状態であって、のそ時期に摂れる旬の野菜ばかり食べているのがベストなんです。たまに彩りに入れるとか、栄養とか関係なく単に好きだからという理由で旬ではない野菜を食べるのは別にいいですが、無理にいろんな種類の野菜を摂る必要はないし、旬ではない野菜を食べても栄養価は低いのであまり意味が無いということですね。

吉田さん曰く、市販の加工食品や旬でない野菜はただの「蜃気楼」だそうです。笑

野菜などにに含まれるファイトケミカルや、ミネラルが欠乏すると、身体の中で酵素がうまく働いてくれません。ミネラルは酵素の補酵素であり、ミネラルが触媒反応を起こすことによって体内酵素がしっかり働くことができるのです。酵素が働かないと新陳代謝が上手く行えず、様々な不調をきたします。ファイトケミカルには強い抗酸化作用があり、免疫力を高めてくれる働きがあります。

なので、ファイトケミカルやミネラルは健康的な身体を維持するために必要不可欠なものであり、それらが欠乏することは身体にとって致命的なのです。

ミネラル不足を解消するには

ミネラル不足にならないためには、旬の野菜、できれば無農薬の野菜を皮ごとたっぷりと摂ることが大切です。野菜には皮の部分と芯の部分（生長点）に栄養素が多く含まれています。なので、皮や芯も捨てずに食べることが重要。農薬を使っている野菜は栄養素があまり多くないので、できるだけ無農薬栽培の元気なお野菜を選びたいところです。

また、農薬だけでなく放射能の問題もあります。農薬を使用している野菜の皮を剥かずに食べることには抵抗があるという方もいるかもしれません。東北の野菜は避けたいと思う方もいるかもしれません。

でもそのあたりは臨機応変に。吉田さんいわく、産地を選んだり放射能や海洋汚染などを懸念して食べることを避けるよりも、ミネラルが不足することのほうが心配なんだとか。お茶や果物、ピーマンやキュウリなど、農薬の影響が大きく出るような食品については気を付けたほうが良いが、根菜類などは農薬の心配をして皮を剥いてしまうより、農薬を使っていても皮を食べることで得られる栄養素を選んだほうがいいのだそうです。

ミネラルを取り入れやすいのは、野菜の他には海の生物が優秀です。海の生物にはたっぷりとミネラルが含まれています。

特にミネラルが濃いものが、あご・いりこ・昆布です。煮干しや焼き干しは、頭ごと食べるのがベスト。それらを炒ってミルサーで粉末にすれば、ミネラルを捨てることなくたっぷり摂ることができる味噌汁の出汁になりますし、他にもいろいろな料理に使えます。

簡単なので自宅で作るのもいいですし、吉田さんが作っている「げんきっこ」はまさにスーパーミネラルフード！

げんきっこは↓菌ちゃんネットショップで購入できますよ↓