我が家では、かれこれ半年ほど前から家中の洗浄剤に固形石鹸を使っています。
シャンプー、ボディーソープ、手洗いはすべて同じ石鹸。食器洗いには台所用の固形石鹸。洗顔には保湿成分などが入った固形石鹸を使っています。
良い香りもしない、髪の毛サラサラにもならない、全く色気のない石鹸ライフですが、慣れるとものすごく便利で簡単でコスパも良くて、お肌にも環境にも優しい!固形石鹸だいすきライフを送っております。
そんな魅力的な石鹸ですが、やはり慣れるまでは面倒だったり、使い方を間違えると上手く汚れを落とせなかったりします。石鹸ライフがそこそこ板についてきた我が家でも、まだ洗濯に石鹸を使う事はできていません。
洗濯に関しては、結構面倒くさいんですよねー。あと、衣類から石鹸の臭いがするのがどうも苦手で・・・。
それと、食器洗いの際に時々、すすいだ後に食器がべたつくことが今でもあります。それってなんで???
そんな疑問があったり、正しい石鹸の使い方をマスターしたいと思ったりしていた矢先、「自然に暮らす石けんの会」というイベントを発見!
これはー!!!
早速行ってきました♪
シャボン玉石けん
今回私が参加した「自然に暮らす石けんの会」は、「自然に暮らす勉強会」という会を主宰されている方が開かれたもので、今回の石けんの会では「シャボン玉せっけん」さんを講師として迎えられていました。
シャボン玉石けんといえば、石けんユーザーでなくても1度は聞いたことのある有名な企業ですね。本社は北九州市にあり、現在の社長はとってもお若い方のようです。
人にやさしいものは 自然にもやさしい
シャボン玉石けんHPより抜粋
ホームページにはこんな言葉が書かれており、企業理念は
「健康な体ときれいな水を守る。」
というもの。
私の中では「シャボン玉石けん」さんって、まあなんとなく自然派のものを作っているんだろうなー、くらいの認識しかなかったのですが、この勉強会で「本当にこだわって良いものを作っている企業」なんだという事を知りました。
企業のホームページを見れば、歴史やこだわりなど書かれていますので、是非読んでみてもらいたいです。金儲け主義で大きくなった企業とは違って、本当に人の為・環境の為を考えてものづくりをされている素敵な企業だということが分かると思います。
そんな「シャボン玉石けん」さんの、石けんについてのお話。とっても勉強になりました!
石けんとは
まずは界面活性剤のお話。
界面活性剤とは、気体・液体・個体が互いに接する境界面を活性させる物質で、水と油をなじませて汚れを落とす働きをするものです。石けんは界面活性剤ですが、合成洗剤に使われる「合成界面活性剤」とは違いがあります。
界面活性剤と聞くと、なんだか身体に悪いモノ??というイメージがあるかもしれませんが、身体にあまり良くないと言われているものは合成の界面活性剤、すなわち「合成界面活性剤」のことであり、石けんの成分である天然の界面活性剤は人間の身体や地球環境に害はありません。
そもそも石けんは、紀元前3000年頃から薬用として使われており、その長い歴史からも人体や環境への安全性が証明されています。
石けんって、そんなに昔から使われていたんですね!
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石けんと合成洗剤の違い
●石けん=油とアルカリを混ぜて化学反応を行い、シンプルな工程で製造する
「界面活性剤」。
●合成洗剤=高温や圧力をかけるなどの化学合成を行い、複雑な工程を経て製造する
「合成界面活性剤」。
ということで、全然違う物です。石けんにも合成洗剤にも、固形・粉状・液状などの種類がありますが、パッケージに表示してある成分を見れば、それが石けんなのか合成洗剤なのかを判断することができます。
原材料は、石けんの場合は牛脂・パーム油・米ぬか油などの天然油脂で、合成洗剤の場合は石油もしくは天然油脂です。石油から作られるものよりも天然油脂から作られるものほうが断然身体に良いと思うのは当然ですが、見るべきところは原料よりも、できあがったものの成分だそうです。
たとえば、植物性の原料から作られているものであっても、合成洗剤であれば石油原料から作られたものと同じ成分になるので、植物性原料だから良い!というわけでは無いんです。
石けんの成分は、固形石鹸であれば 脂肪酸ナトリウム(石ケン素地) 、液体石鹸であれば 脂肪酸カリウム(カリ石ケン素地)であり、その2種類のみです。
しかし合成洗剤の成分は、直鎖アルキルベンゼン・スルホン酸ナトリウム(LAS)・アルキルエーテル硫酸・エステルナトリウム(ラウレス硫酸ナトリウム)・ポリオキシエチレンアルキルエーテル・ラウリル硫酸ナトリウムなどなど・・・。その他にも2,000種類ほどあるそうです。
合成洗剤は、なんだかとっても有害そうなイメージのカタカナで書かれた化学物質のオンパレードですね
(;´・ω・)
どれがどんな風に人体や環境に害があるのか詳しくは分かりませんが、ラウリル硫酸ナトリウムとかは有害物質として有名ですよね。歯磨き粉とかによく入っているやつです。
台所用洗剤とか洗濯洗剤のパッケージには、品名に「石けん」・「合成洗剤」の表示が明記されているので分かりやすいのですが、シャンプーやボディーソープなどの化粧系商品には、石けんと合成洗剤を区別する表示が品名の欄には無いので、成分のところの表示をしっかりと確認すると良いです。
原材料が何からできているか、製法はどういったものか、出来上がったものの成分は何か、そういったことをしっかり確認して良いものを選ぶという事は、食品を選ぶときと同じですよね!
食べ物に気を使うのと同じくらい、皮膚につけるものにも気を遣いたいものです。
石鹸には石鹸の短所がありますし、合成洗剤には合成洗剤ならではの長所もあります。たとえば、石けんは身体にも環境にも優しくて洗浄力が高いけど、使用の際に手間がかかったり石けんカスができやすかったりします。合成洗剤はその逆で、使い勝手が良く価格も安いですが、環境や人体への悪影響が懸念されます。
安さと利便性を求めるなら合成洗剤、人体への安全と環境への配慮を考えるなら石けんを選ぶ。ということになりますね。
要するに、やはり食べ物を選ぶときと同じなんです。
時間や労力やお金をある程度使ったとしても、良いものを選ぶか。身体のことや環境のことを全く考えないで、安さと利便性だけを重視して選ぶか。
生活スタイルによって、どちらを選択するかは個人の自由ですが、私はやっぱり食べるものも日用品もなるべく良いものを選んでいきたいなと思いますし、それを選択する人が増えたらいいなと思います。
石けんが環境に優しい理由
石けんは、排水として川や海に流れると、短時間で水と二酸化炭素に分解されます。また、石けんカスも流れますが、石けんカスは微生物や魚のエサとなります。なので、石けんを排水溝に流してもほとんど環境に悪影響を及ぼさないんです。
それに比べて合成洗剤は、なかなか分解されずにそのまま河川や海に流れてしまい、結果として環境を汚染してしまうのです。
よくよく考えてみると、合成洗剤って異常なくらい洗浄力が長持ちしますよね。ほんの少しの液体洗剤をスポンジに垂らしただけで、かなりの数の食器を洗ってもまだまだ泡立つし洗浄力も落ちません。それって、コスパも良いし便利だけど、その洗浄力が持続する液体がそのまま排水溝から川や海に流れていくと思うと・・・、なんだかぞっとしますよね。
台所洗剤の代わりに石鹸を使ってみると、違いがよく分かります。石けんはたくさんつけていっぱい泡立てても、頻繁に継ぎ足さないと洗浄力が持続しないし、泡立てても水で流すとすぐに分解されて洗浄力が無くなります。
そんな事を知ったら、合成洗剤を使うたびに罪悪感に苛まれちゃうかもですが、そういった事実を知るという事って大切だと思います。知っているどけでも、知らないよりは少しでも、なるべくでも、環境に配慮しようという気持ちになると思うから。
楽しい石けん作りワーク
石けんについては、その他にも無添加表示の話や蛍光増白剤の話など、石けんについて役立つ知識を色々と教えていただけました。
お話後の質問タイムには、意識の高い参加者の方々からコアでハイレベルな質問が次々とあがり、猛烈に勉強になりました。私も食器洗いの際のベタつきについて質問させていただきましたが、あの質問は科学者の人にでもしたほうが良かったかも・・・。
そんなこんなで、小難しいお話のあとは子供も一緒に楽しめる「手作りせっけんワークショップ」。
簡単にオリジナルの石鹸を作ることができて、楽しかったです♪
企業さんのイベントならではのお土産たっぷりも嬉しい!
これを機に、洗濯にも石けんを導入してみようかな。と思います!
(*´▽`*)
「シャボン玉石けん」さんの商品は多彩なラインナップで、本当に石鹸だけですべてが賄えちゃいますよ~↓↓
とにかく無添加!
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この際、業務用とかにしちゃっても♪
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